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ブランクがあるインフラエンジニアの備忘録

サーバ構築のメモ

プライマリ及びセカンダリDNSサーバーの構築

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プライマリ及びセカンダリDNSサーバーの構築

GNS3上でプライマリDNSサーバーとセカンダリDNSサーバーを構築してみます。
構成は前回のDHCPリレーエージェントと同じネットワークを使用し、DHCPサーバーにプライマリDNSサーバーを、DHCPリレーエージェントサーバーにセカンダリDNSサーバーの機能を追加します。
以下の様な構成になります。


以下の参考資料を元にプライマリDNSサーバーの設定。
Windowsシステム構築ガイド - PRIMERGY 技術情報
『Windows Server 2016/2019/2022 DHCP、DNS構築・運用ガイド』50~57頁



「前方参照ゾーン」に「zone.test.dns」という名前のゾーンを作成し、上記のレコードを追加します。なお、「前方参照ゾーン」のレコード追加時に「関連付けられたポインター(PTR)レコードを作成する」にチェックを入れると、「逆引き参照ゾーン」にPTRレコードが作成されます。


「逆引き参照ゾーン」に「192.168.1」を設定すると「1.168.192.in-addr.arp」と逆引き参照ゾーンが設定されます。レコードは「前方参照ゾーン」のレコード追加時に「関連付けられたポインター(PTR)レコードを作成する」にチェックを入れることで追加されています。

「逆引き参照ゾーン」に「192.168.2」を設定すると「2.168.192.in-addr.arp」と逆引き参照ゾーンが設定されます。こちらのレコードも「前方参照ゾーン」のレコード追加時に「関連付けられたポインター(PTR)レコードを作成する」にチェックを入れることで追加されています。

・セカンダリDNSサーバーの構築。
 作成するゾーンの指定時に「セカンダリ」を選択します。セカンダリDNSサーバーからレコードを作成する必要はありません。

・セカンダリDNSサーバー構築後、プライマリDNSサーバーへレコードの転送

「前方参照ゾーン」及び「逆引き参照ゾーン」で作成したゾーンを右クリックし、「プロパティ」>「編集」から「ゾーン転送を許可するサーバー」のチェックをONにし、ゾーン転送を許可する「次のサーバーのみ」設定でセカンダリDNSサーバーのIPアドレスを指定します。この設定を行うことで、セカンダリDNSサーバーにゾーンが転送されます。
セカンダリDNSサーバーで確認すると、プライマリDNSサーバーと同じゾーンのデータが表示されていることが確認出来ます。


・動作確認
先ずはプライマリDNSサーバーからnslookupで前方参照、及び逆引きを行い、正常動作することを確認します。


セカンダリDNSサーバーからもnslookupを行い、正常動作を確認します。


Linuxクライアントから動作確認を行うと以下の様になります。

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プロフィール

HN:
のらくら
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非公開
自己紹介:
介護と自身の手術でブランクが出来たインフラエンジニアの学習メモ。VirtualBOXで仮想サーバーを建て、GNS3でCiscoルーター&スイッチによるネットワークのエミュレーションもしています。GNS3ネットワーク内に仮想サーバーと連携させて、実際のネットワーク環境におけるサーバーをシミュレートする他、LinuC level3 300の対策もしています。

P R