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ブランクがあるインフラエンジニアの備忘録

サーバ構築のメモ

DHCPリレーエージェント

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DHCPリレーエージェント

GNS3上で二つの異なるセグメントのネットワーク上で、DHCPリレーエージェントの検証を行いました。構成は以下になります。



①R1設定
R1#configure terminal
R1(config)#interface FastEthernet 0/0
R1(config-if)#ip address 192.168.1.1 255.255.255.0
R1(config-if)#no shutdown
R1(config-if)#exit
R1(config)#interface FastEthernet 0/1
R1(config-if)#ip address 10.10.10.1 255.255.255.0
R1(config-if)#no shutdown
R1(config-if)#exit
R1(config)#router rip
R1(config-router)#version 2
R1(config-router)#no auto-summary
R1(config-router)#network 192.168.1.0
R1(config-router)#network 10.0.0.0
R1(config-router)#end
R1#write memory
Warning: Attempting to overwrite an NVRAM configuration previously written
by a different version of the system image.
Overwrite the previous NVRAM configuration?[confirm]
Building configuration...
[OK]
②R2設定
R2#configure terminal
R2(config)#interface FastEthernet 0/0
R2(config-if)#ip address 192.168.2.2 255.255.255.0
R2(config-if)#no shutdown
R2(config-if)#exit
R2(config)#interface FastEthernet 0/1
R2(config-if)#ip address 10.10.10.2 255.255.255.0
R2(config-if)#no shutdown
R2(config-if)#exit
R2(config)#router rip
R2(config-router)#version 2
R2(config-router)#no auto-summary
R2(config-router)#network 192.168.2.0
R2(config-router)#network 10.0.0.0
R2(config-router)#end
R2#write memory
Warning: Attempting to overwrite an NVRAM configuration previously written
by a different version of the system image.
Overwrite the previous NVRAM configuration?[confirm]
Building configuration...
[OK]

③DHCPサーバーの構成
ホスト名:WIN2022dhcp
IP:192.168.1.100/24
GW:192.168.1.1

参考資料を元にDHCPサーバーの設定。
・参考資料
Windowsシステム構築ガイド - PRIMERGY 技術情報
『Windows Server 2016/2019/2022 DHCP、DNS構築・運用ガイド』10~17頁
(ドメイン名、WINSサーバーは設定せず)

スコープ構成は以下になります。





④DHCPリレーエージェントの構成
ホスト名:WIN2022RELAY
IP:192.168.2.100/24
GW:192.168.2.2

参考資料を元に以下のDHCPリレーエージェントの設定





・参考資料
前掲書 26~31頁

⑤Linuxのクライアントマシンを192.168.1.0/24のセグメントと、192.168.2.0/24領域にそれぞれ設置。

⑥192.168.1.0/24セグメントに設置したクライアントマシンが自動的にIPアドレスを取得していることを確認します。

ログでもdhcpによりIPが新しく得られたこと(renew)が確認出来ます。


⑦⑥と同じ方法で192.168.2.0/24セグメントに設置したクライアントマシンが自動的にIPアドレスを取得していることを確認します。
Wiresharkでパケットを確認すると、DISCOVER>OFFER>REQUEST>ACKの順でやりとりされていることを確認出来ます。そして、Relay agent192.168.2.100からYour (Client)192.168.2.101のIPが割り振られている事が確認出来ます。


なお、デフォルトで使用可能な仮想端末のVPCSではDHCPサーバーからIPアドレスが得られませんでした。


Wiresharkで確認したところ、DISCOVER>OFFER>REQUEST>ACKではなく、DISCOVER>OFFER>INFOM>ACKとなっていました。正常にREQUESTが行われていない為にIPアドレスが取得できないのかと思われます。


何故REQUESTではないのか不明ですが、VPCSではDHCPの検証が出来ないようなので、DHCPクライアントの検証を行うには、VMのクライアントマシンを準備する必要がある様です。
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プロフィール

HN:
のらくら
性別:
非公開
自己紹介:
介護と自身の手術でブランクが出来たインフラエンジニアの学習メモ。VirtualBOXで仮想サーバーを建て、GNS3でCiscoルーター&スイッチによるネットワークのエミュレーションもしています。GNS3ネットワーク内に仮想サーバーと連携させて、実際のネットワーク環境におけるサーバーをシミュレートする他、LinuC level3 300の対策もしています。

P R